お役立ちコラム

重要性の高まる内定者フォローの実施例を紹介

近年、売り手市場が続き、複数社から内定をもらった上で入社する企業を選ぶ学生も多くなっています。企業は学生から選ばれる立場でもあり、内定を出したからといって必ず入社してもらえるとは限りません。この記事では、内定者フォローの重要性や目的、おすすめの事例をご紹介します。自社にあった優秀な学生に入社してもらうために、内定者フォローに力を入れてみるのはいかがでしょうか。

内定者フォローとは

内定者フォローとは、内定者の不安の解消や入社意欲を高めることを目的に、内定から入社までの期間に内定者と積極的にコミュニケーションをとることです。先輩社員との座談会や懇談会といったイベントや、入社前の研修など、企業によって実施内容は様々です。

内定者フォローの重要性が高まる理由

学生が有利な売り手市場である

この記事の冒頭でもお伝えした通り、近年は企業が学生を取り合う売り手市場と言われています。少子高齢化による慢性的な労働力不足に加え、コロナ禍で採用人数を減らしていた企業がコロナ前の水準に戻した採用活動を再開するなど、求人数は増加傾向にあります。学生にとっては以前よりも内定先を吟味できる余裕ができ、複数の内定を獲得した後に比較検討を行う学生も多くいます。せっかく内定を出しても、その後のフォローが十分でないと、より給与や条件のいい企業に学生が流れてしまうリスクがあります。

就職活動の早期化

就職活動の早期化が進んでおり、2025年現在では大学3年生の夏頃から採用直結型のインターンシップを行う企業もあるほどです。このことからも、企業では優秀な人材を他社にとられる前に確保しておきたいという考え方が強まっていることがわかります。一方、学生も早期に内定を確保しておき、より自分にあった企業を見つけるために就職活動を続けるというスタイルが定着しつつあります。 このように、就職活動の早期化によって内定も早期に出ることが増えているため、入社までの長い期間の間も入社意欲を持ち続けてもらうための内定者フォローの重要性が高まっているのです。

学生間での情報共有の活発化

SNSや口コミサイトを通じた学生同士の情報交換も盛んになっています。内定をもらった企業の口コミを見て不安を感じたり、他社の内定者フォローが手厚いことを知って比べてしまったりする学生も増えると考えられるでしょう。SNS等の情報に惑わされる学生を減らすために、企業から積極的にコミュニケーションを取ることが重要になります。

転職することが一般的な考え方になっている

新卒で入社した会社に定年まで勤め続けるという意識は低下しており、昔と比べて転職が一般的になっていることは、実感している方が多いのではないでしょうか。企業としては、せっかく採用した人材にすぐにやめられてしまうのは避けたいですよね。入社前から会社のことを知ってもらい、愛着心を高めた上で入社してもらうことで、早期離職の防止にも効果が期待できるでしょう。

内定者フォローの目的

内定者の不安を解消し、入社意欲を高めてもらう

内定辞退を防ぐためには、内定者の不安を解消できる機会を設けることが重要です。メールでこまめに連絡をとるだけでもよいですが、先輩社員や内定者同士で交流できる場を設けると、内定者も安心できるでしょう。内定者は以下のような不安を持っていることが多いので、少しでも多くの安心材料を渡すことが望ましいです。
・会社の雰囲気に馴染めるかどうか
・他にどんな内定者がいるのか
・配属先がどこになるのか
・残業が多くないか
・自分のスキルや能力で仕事についていけるか
・キャリアパスのイメージがつかない

入社後スムーズに会社に馴染んでもらう

内定者フォローは内定者に入社してもらうことをゴールにするのではなく、入社後のオンボーディングも意識して行いましょう。内定者のうちから会社のことを知り、雰囲気を体感してもらうことで、入社後にスムーズに会社に馴染める可能性が高まります。職場の雰囲気や人間関係は誰しも気になるものですが、入社してみないとわからない部分でもあります。少しでも不安を取り除けるように、メールなどのテキストだけでなく、いろいろな人と会ってコミュニケーションをとる機会を設けることがおすすめです。

面談を行う男女

内定者フォローの事例

内定者懇親会

内定者同士で交流を深めてもらうことを目的とした懇親会です。同期として一緒に働くことになる人がどんな人たちなのか知ることで、安心感が得られますし、互いに情報を共有しあえる心強い存在にもなるでしょう。ワークやトークテーマなどを準備してあげることで、初対面でも話しやすくなります。

先輩社員との懇親会

配属予定の部署の先輩社員や、新卒で入社した若手社員などと交流する時間を設けることもおすすめです。採用選考で関わるのは人事担当者や現場責任者で、実際に一緒に働く人たちとコミュニケーションをとれていないケースも多いのではないでしょうか。また、面接では聞きづらくて遠慮していた質問もあるはずなので、選考とは違ったリラックスした雰囲気で、ざっくばらんに質問してもらいましょう。

内定式

内定式では会社全体で内定者を歓迎していることを伝えましょう。開催形式を工夫してなるべく多くの先輩社員に参加してもらうようにしたり、内定式後に懇親会を開いたりして、形式だけの式で終わらせないことが重要です。 リンク貼る:内定者の不安を解消できる内定式企画のポイント

内定者の不安を解消できる内定式企画のポイント

内定者の不安を解消できる内定式企画のポイント

内定式は、半年後の入社に向けて内定者に前向きな気持ちを持ってもらう機会にしたいもの...

詳しくはこちら

内定者研修

社会人としてのビジネスマナーやExcelなどのPCスキル、業界のこと、会社のことなど、研修の内容も様々なものがあります。入社までに最低限知っておいてほしいことを学んでもらうことで、入社後の教育がスムーズに始められるでしょう。内定者にとっても、事前に準備ができることで不安感の低減にも繋がります。

社内見学

実際に働くオフィスを見学し、働くイメージをつけてもらうこともおすすめです。社員同士の普段の会話などを耳にすることもできて、会社の雰囲気が伝わりやすくなります。

個別面談

懇親会などのオープンな場での交流だけでなく、個別に相談ができる個別面談の時間を設けてもよいでしょう。大勢がいる場では話しづらいという内定者もいるはずですので、一人ひとりの声に耳を傾ける機会も必要になります。オンライン上で実施すれば、移動等の負担を減らすことができます。

まとめ

内定者フォローは内定者の不安感を軽減し、入社意欲を高めてもらうためのもので、その重要性が高まっています。実施方法は様々なものがあり、懇親会や研修など、目的に合わせて選択するとよいでしょう。形式的に行われることの多い内定式の内容を工夫するという方法もおすすめです。 エス・ブイ・シーグループはイベントの企画、制作から当日の運営までをワンストップで行います。内定式や懇親会の企画や運営の依頼もお待ちしています。他にも社員総会や表彰式といった社内イベント、記念式典、合同企業説明会、eスポーツイベントなど、オンライン・オフラインを問わずどんなイベントでもお任せください。開催方法や内容が決まっていなくても、丸投げOKです!お客様の目的に合わせたイベントをご提案しますので、お気軽にご相談ください。エス・ブイ・シーグループはイベントを通じて感動を創造していきます!

DATE

2025年01月06日

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